2019年5月31日金曜日

鍼灸あるある

鍼灸院と言っているのに、整骨院と勘違いされる


鍼灸に馴染みがないからか、鍼灸整骨院では鍼灸をやらずにマッサージをやるからなのか、整骨院の先生、マッサージをやる人と言われる…。

ほんとね。あるあるなんです。鍼灸師ですって言っても、はりやお灸の話はでてきません。


インスタで知り合った美容師に、うちのショップカードを渡したのですが、その人のインスタの投稿には、整骨院の先生が来てくれましたと紹介されていました。

嫁の友達にも、毎日マッサージ大変ですね~なんて言われたり、幼稚園の先生は教え子が整骨院の先生をやっていると紹介していたり。

別に皆さんが悪いわけではないのですが、それくらい認知されていないんだと思い知らされます。鍼灸を単体で院をやっているところが少ないといのもあるかもしれません。

この前、うちの鍼灸院のロゴの帽子を作ったんです。
なんとなく、話のネタになればいいかなと思って被ってます。

うちの息子が友達に、

うちのパパはりの仕事してて、そのマークの帽子やねん

と紹介していましたが、案の定お友達はキョトンとしていました。そんな時に、こんなことしてるんだよ~と話しができます。ちょっとした啓蒙活動ですね。





大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000

2019年5月23日木曜日

からだの大きさと痛みの関係

身長の高い人や体重の重たい人は、腰痛になりやすい?

体重増加が腰痛の原因と指摘された?

高身長や体重増と腰痛との因果関係はないようです。検索してもデータは出てきませんでした。

世界には、日本の平均身長、体重より上の国が沢山ありますが、それらの国の方が腰痛が多いのかというと、???疑問符が出てきます。

長年臨床をやっていても、ずば抜けて多いと感じるわけではありません。ただ、関連は大いにあるように思います。

それも日本独特の要因が考えられます。

・生活様式が低い身長用になっている
天井の高さ、梁の高さ、机や椅子など

・背の高いことがコンプレックス
背が高いと目立ってしまう
怖いと思われる
威圧感がある

これら上の二つの要因によってどうなるかというと、背の高い人は小さく見せようとします。

背中を丸くする
頭を下げる

小さく見せようとすると、どんどん姿勢が悪くなってしまいます。姿勢が悪くなると背中を支える根本である腰に負担がかかるようになります。

・力学的に負担がかかる
腰をかがめる動作の時に、背が高い方が屈める幅が大きいので負担になります。
そこに重たいものまで加わると、さらに負担が増します。

重たいとどんなことが考えられるか。

体重が重たくても、それを支える筋肉があり、姿勢が安定していれば問題ありません。
ほとんどの方が、筋力が落ちて体重が増えるわけです。支えがないので関節や筋肉にかかる負担は増えます。

姿勢が悪いと、不自然に荷重がかかってしまいます。そこに重りが加わるわけですから、負担は増えます。

姿勢をよくする背筋がないと、背中がまるくなり骨盤が後傾します。その状態で座ると腰に負担がかかるのはもちろんですが、臀部にかかる負担も増える。坐骨神経をダイレクトに圧迫するので坐骨神経痛になりやすくなります。

・不摂生による体重増加
・運動不足による筋力低下

どこにでも出てきますが、これは誰が何を言おうとよくないということです。



大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000





2019年5月9日木曜日

肩甲骨がこる

こちらのブログでも度々取り上げていますが、多くの方が訴えます。

肩甲骨がこる

ただ、実際にどこですか?と聞くと。ほぼ全員の方が、背中を押さえます。背骨と肩甲骨の間です。

僕らは、肩甲間部といいます。

赤丸が皆さんの訴える場所で肩甲間部です。みどり丸が肩甲骨のある場所です。

この肩甲間部、脊柱起立筋、菱形筋、肩甲挙筋、肩甲下筋などが複雑に合わさっているポイントです。

特にデスクワークの方は、腕をデスクに挙げた状態でキーボード、マウスを使用します。

肩の挙上、内旋動作、頭部を支える頚部の筋肉の緊張、長時間の同姿勢による負担増。こんなところが考えられます。

そういったっこともあり、凝りを訴える方は多いのですが、この前来院された方は、ここがシビれると訴えていました。

背部の緊張が強くて、背部がしびれるということはあまり聞きません。背部の筋肉にいく神経は脊髄神経の枝です。

この方の特徴として、右の方が無意識に肩が挙上します。肩をすくめるような感じです。すうっと挙がってきます。癖というか、無意識に緊張してしまうというか。デスクワーク中もあがっていると思いますし、車の運転中、もしかしたら睡眠中も力がはいっているかもしれません。

頚部の神経圧迫テストを行いましたが、反応はありませんでした。側頸部の緊張が強かったので、斜角筋の緊張が考えられます。

解剖学合格応援マンより飲用


斜角筋のあるあたりは、腕神経の束が出てくるところです。その枝の一つに肩甲背神経(青い紐状のもの)という肩甲間部にいく神経があります。

頚部の筋肉の緊張では、腕や指のしびれがみられることがありますが、やはり背部のしびれはあまり聞きません。

肩甲挙筋のつくあたりは、肩甲背神経が通るところなので、この筋肉の持続的な収縮がしびれをだしているのではないかとも考えられます。

この方、以前も同じ症状で来院されています。数か月いい状態だったらしいのですが、転勤で地方にいくことになり、通院できなかったそうです。帰省にともない来院されました。

鍼灸で緩めると症状が軽減するのですが、肩の挙上に気が付いていなかったのでお伝えしておきました。日々の緊張が少なくなれば、いい状態を長くキープできるのではないでしょうか。


大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
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