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2016年5月22日日曜日

症状と回復の関係

ぎっくり腰になって鍼灸治療1回で治っていた患者さんが、1回の治療でも治らなくなる。

ある程度臨床でやっていると、よくあることかもしれません。

それは、腕が悪いんでしょ?

ザクッと響きます。そうであれば、こっちの問題なのでいいのですが、実際はそうでない場合もあります。

・老化
・筋力の低下
・回復力の低下
・負担割合の増加

老化
これを言ってしまってはってところですが、筋力低下や回復力の低下と大きく関わります。例えば10代と50代の体の質は、誰に聞いても違うとわかりますよね。

見た目では、肌のツヤ、きめ細やかさ、しわなど。筋肉的には、柔軟性や筋肉量、筋肉の質。関節でいえば、関節の水分量、柔軟性、軟骨量。血管でいうと、血管の硬さ、血液の質。内臓でいえば内臓機能の低下。神経的には、神経伝達速度の低下や鈍さなど。

あらゆる面で低下してきます。

切り傷ひとつとってみても、小さなものでしたらすぐに塞がり、次の日には治っていたものが、50代にもなると長々と傷が残り、傷が癒えても黒く痕が残るようになってきます。

老化というのは実感はしますが、なかなか自覚しません。いつまでも若いと思っていますし、まだまだと思っています。もちろん口では、歳をとった、若くないとは言ってはいますけどね。

筋力の低下
老化とリンクする部分ではありますが、これも意外と実感していない。運動能力の低下は自覚するんですけど、日常体を維持する筋力(姿勢を維持、立つ、座る)の低下までは自覚していません。

単純に1時間立ちっぱなしでも平気だったのが、15分くらいで辛くなってくる。

筋力がないということは、疲労しやすいですし、硬くなりやすい。筋肉というのは、必ず骨についています。硬くなっているということは、骨を引っ張るので、バランスが悪くなりますし、関節の負担も増えます。

回復力の低下
上を読めば、説明の必要はないと思いますが、傷んだ場所を修復するのに時間がかかるようになります。ぎっくり腰になると、急激に筋肉が硬くなり、発痛物質を出し、炎症が起こり痛みがでます。脳は、負担のかかった腰を守るために、硬くなれ硬くなれと指令を送ります。

ぎっくり腰の鍼灸治療は、そういった筋肉の緊張を緩めるのと、硬くなり血流が低下して回復を促す成分が腰に行きにくかったものを促すのと、脳内に鎮痛物質を沢山分泌させることです。
年齢を重ねると、こういった力も低下しますので、回復に時間がかかるようになります。

負担割合の増加
筋力が低下していたり、老化していろいろな機能が低下していると、20kgの負担で平気だったのが、10kgの負担しか耐えられなくなっってきたとします。
そうすると、今まで平気と思っていた動きや物を持ちあげる動作、同じ姿勢の時間。例えば作業時間など。
それが、実は自分のキャパオーバーで頑張っていた。そうすると、あふれだすのは時間の問題ですよね。あふれだした時がぎっくり腰になった瞬間です。

なので、重たいものを持たなくても、不意な動作をしなくても、ちょっとずつ負担がかかりぎっくり腰になってしまいます。



何事もそうですが、早め早めに手をうつ。これにつきます。

疲労や負担増、キャパオーバーというのは、ある程度自覚していますが、そのままにしてしまいますよね。そのまま放っておいて治るのは20代までと思っていたほうがいいと思います。

自分の体の回復力に期待しない。

違和感や不調の段階で早めに、鍼灸治療をやりましょう。運動をしましょう、休息をとりましょう。

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