今日、明日と治療所前の公園で盆踊りがあります。すでに、盆踊りの音楽が鳴り響いています。(笑)
夕方くらいになると、前の道が通りにくくなる場合もあります、係の方の指示に従ってください。
特に女性は、美容、健康のために、水を沢山飲んでいる方が多いと思います。
毎日最低2ℓ。
こんな感じでしょうか。自分自身、普段あんまり水分を取らないのですが、さすがにこの暑さですから、汗を沢山かきますし、お茶をガブガブと飲みます。
ご飯と一緒で、水分の補給に関しても、チビチビとゆっくりと飲むのが理想です。当然ですが、ガブガブ飲むと胃腸への負担が大きくなります。
胃の中に沢山水分が入ってくると、分泌されている胃液が薄くなります。胃液というのは、酸性の強い液体ですから、食べ物が消化しやすくなります。それが薄まるので、当然消化不良になります。
それから腸に運ばれていきます。腸というのは栄養を吸収する器官です。水分が多い状態ですので、吸収する栄養濃度濃度は低くなりますし、水分ばかり吸収されますので、体はむくみます。きちんと吸収されないので痩せます。それから、便はゆるくなります。
他にも、体の水分量が増すと、血液濃度は薄くなりますし、体液を濾過する腎臓にいく水分が増えますので、腎臓にも負担がかかります。
これだけいろいろな内臓に負担がかかりますので、体調が悪くならないまでも、だるくなったり、体が重たくもなりますよね?
前置きが長くなりましたが、老化を実感するということが多々あるんですよね。以前にも書きましたが、筋肉痛が遅くなったり、体が硬くなったり。今回は、この消化不良というやつです。
今まで、夏にがぶ飲みしようが、アイス食べようが、便が緩くなることもなかったんです。けど、最近すぐに胃腸が反応するようになりましてね。水分の摂り方も気を付けないといけなくなってきたんですよ。
いや~ほんとじわりじわりと忍び寄っています。
これまた、冒頭の水を飲むという件ですが、症状が出ていなくてもそれだけの水分を摂取するということは、ある程度胃腸に負担がかかっているということを自覚しないといけません。
ほんとに自分に必要な水分量を把握して実践してほしいものです。健康法や養生法、ダイエットや美容法、何でもそうですが、流行りに乗るのもいいのですが、自分の体に合うやり方を見つけてほしいものですね。
朝から前の公園が騒がしいな~思っていたら、祭りの準備をしていました。
来週23日(土)、24日(日)と、治療所前の公園で盆踊りがあります。ホント目の前なので、BGMいらずになります。
出店も沢山でますんで、時間のある方は、治療終わりに立ち寄っていただければと思います。
昨日の夜あたりから、空気が少し変わりましたね。ひんやりとした秋の気配を少しですが感じました。夏は短いですね~。
前回の記事で反響があったので、追加で書きたいと思います。
減薬・断薬についての情報が少ないというのもあるので、参考になる書籍を紹介します。
「向精神薬の減薬・断薬メンタルサポートハンドブック」
常葉まり子著 ブイツーソリューション刊
この本は、患者や家族のためにという副題があるくらいなので、減薬・断薬について非常にわかりやすく書かれています。今までこういった書籍が何でなかったんや?と思いました。
ただ残念なのは、この本絶版になっているので、新品で購入できません。
「心の病に薬はいらない!」
内海聡著 かんき出版
若干過激な物言いも多いのですが、納得できる部分もたくさんある本です。
「アシュトンマニュアル」
ヘザー・アシュトン
書籍ではありませんが。ベンゾジアゼピンという薬のことや、その薬の離脱症状や断薬の仕方が書かれています。この薬が、どれほど危険で依存性のある薬かわかります。上の内海先生は、正しいことと誤ったことが掲載されていると言っています。
最近では、本のレビューというものがありますよね。これがなかなか厄介で、肯定的なことを書いている人と、否定的なことを書いている人がいます。参考になる場合もあれば、非常に混乱する場合もあります。当然、これらの本に関しても、様々な意見があるようです。
一般の方や、薬や病気についてあまり知らないと、どれを信用して、どれを信用してはいけないかということがわからなくなります。ましてや、病院で処方されてきたわけですから、誰を信用していいのかもわからなくなるのが現状です。
誰を信用して、どのやり方をやっていくというのは、患者さんの責任になっていきます。これがまた大変です。
一側面だけをみると簡単に、薬は辞めましょうと言えますが、それまでの背景や各個人の性格や生活環境など、いろいろな側面も合わさってくるので、簡単にいけませんと言えないんです。
強烈なストレスが原因でこういった薬を服用する場合、依存性が高い、禁断症状があるとわかっていても、今ある強烈な症状をなんとかしてほしいと切実に思っているわけです。目の前のことを早くなんとかしてほしいとなります。そんな状態で、薬なしで自分で何とかしましょうと、簡単には言えないですよね。
そのときに、いくら依存性や禁断症状のことなどを説明しても、患者さんの頭には入っていきません。
患者さんの、性格や気質、家庭環境や職場環境など、或いは身体的状態、いろいろなことが加味されます。僕らは、色々なことを提案することができますが、それをやるかどうかは患者さん次第になります。
人生の決断と一緒ですよね。自分を信じて実行する。とまぁこんなことも簡単に言ってしまっているので説得力がないかもしれません。
ただ悲観していても仕方ないですよね。こうのような状況になったことを受け入れ、前に進むしかありません。良い情報、良い治療=自分に合った情報、自分に合った治療を見つけて、小さなことからコツコツとやっていきましょう。
断薬・減薬
一般の方には、耳慣れない言葉かもしれません。字のごとく、薬を断つ、薬を減らすということです。
そんなの、簡単でしょ?なんて思われるかもしれませんが、なかなかそうもいかないものなのです。
例えば、風邪のように、発症して熱や咳が出て、薬を飲んで、はい終了と、そんな簡単なものばかりが病気ではありません。
慢性的な痛みのある人、重度の疼痛があるひと、寝れない人、精神的にまいっていて不安や悩みがあり、それが原因で体調が悪くなっている人、ようは慢性的に何らかの症状があり、それを治療してもなかなか変化が出ない人は、どうしても薬の量が増えたり、薬が強くなったりします。
そういった薬を長期間服用していると、副作用により様々な症状が出たり、その薬がないと不安になったり、禁断症状のようなものが出る場合があります。
これを離脱症状といいます。
例えば、不安を抑える薬を飲むと、当然不安が緩和されるのですが、段々と薬が効かなくなってくると、薬の量を多くしたり、強い薬を服用するようになります。
意図的に強く不安を抑えるようにしていると、それがないと強く不安になる場合があります。あるいは、こういった薬は筋肉の緊張を緩める作用もあるので、効かなくなってきたり、薬をやめると、逆に筋肉が緊張して筋肉痛になったり、コリが強くなったり、筋張ってきたりします。
依存性があったり、禁断症状がでたり、何かに似ているとおもいません?
最近話題になっている、違法ハーブや麻薬と同じです。短期的に使うのはいいのでしょうが、長期間服用すると様々な問題が出てきます。ここで、いろいろ批判をしても仕方ないので割愛しますが、、こういった症状で悩まれている方が沢山いらっしゃるのは事実です。
大変なのは、こういった離脱症状や禁断症状が出た場合にかかる、専門の治療所や病院というものがないということです。なので、そういった症状が出た方は、色々な所をジプシーされます。
最近のいいところは、悩まれているかたもネットを検索すれば、いろいろな情報が出ていて、どなたでもそういう情報を知りえるというころです。一人で悩まずに、いろいろな人の体験記やどうしたらいいとか、どういう治療がいいとか、を知ることができます。
で、鍼灸は有効かどうかです。もちろん有効です。
離脱症状で起こる、筋肉痛、こわばり、しびれ、違和感には、非常に効果的です。しかし、残念なことに長期服用されていた方の場合、すぐに症状が戻ってしまいます。なので、中長期的に考えながらの治療が必要になってきます。
しかし、はっきりと何回で治るとか、これくらいで治まってくるといことが言えないのが現状です。
患者さんからすると、このままずっと症状が残るのではないか、痛いままなのではないかなという不安感が強く出てしまいます。もともと、うつ症状を伴っていることが多いので、治療効果への期待や希望が大きいと、効果がみられなかった場合の落ち込みがひどくなり、治療を続けれなくなることもあります。
こういった治療は、僕らの治療だけでなく、本人の治療への意思やセルフケアなどが非常に重要になってくるので、そういったところまで引き上げていかないといけないのですが、説明不足や信頼を得られなかったなど、悔やむ部分があります。
離脱症状で悩んでいる方がご覧になられる場合もあるかもしれません。
100%以前のように戻るということは、難しいかもしれませんし、時間もかかりますが、継続してやっていけば効果は出てきます。信頼できる病院や鍼灸院を見つけて、根気よくやっていただければと思います。