プロスポーツ選手に、定年というものはありません。力があれば、何歳でもできます。
しかし、どんな凄い選手でも、怪我をしたり、体に衰えが出ると、プロとして通用しなくなってきます。若くても辞めなければいけないこともあります。
日々練習に励んでいても結果が出ないこともある。努力をすれば報われる世界でもありません。
厳しい世界です。
少しでも長くやれるように、協力できればと思っています。
大阪・吹田江坂駅にある、はり・きゅう専門鍼灸院のブログです。 臨床でのお話や、鍼灸、病気、疾患、スポーツ、健康、院の取り組み、身近な小ネタなど、様々なことを綴っています。
プロスポーツ選手に、定年というものはありません。力があれば、何歳でもできます。
しかし、どんな凄い選手でも、怪我をしたり、体に衰えが出ると、プロとして通用しなくなってきます。若くても辞めなければいけないこともあります。
日々練習に励んでいても結果が出ないこともある。努力をすれば報われる世界でもありません。
厳しい世界です。
少しでも長くやれるように、協力できればと思っています。
うちはスポーツをやる方が多くいらっしゃいます。
今日は、陸上、ゴルフ、バレエ、競輪、バレエとスポーツのコンディショニングで来院の方ばかりでした。
季節の変わり目、体が動かしやすくなります。ただ、体は冬から完全に切り替わったわけではないので、耐え切れる体になっていないことも多くあります。
使いすぎ、オーバーユース、フォーム不良がほとんどです。わかっていても思い通りには動かないものです。
腰部、ハムストリングスなど、使う頻度が多い部位は要注意です。早めに施術にいらっしゃっていただければと思います。
当院では、クラシックバレエをする方が来院されています。
といっても、子供ではなく大人です。
知っている人は知っていますが、大人バレエといって、大人からバレエを始める方が多いのです。
子供の頃やっていて、大人になって時間ができたので再開する人もいれば、子供の頃にできなくて大人になって、やりたかったバレエを始めるという方もいます。
さて、そんな大人バレエをする方の施術が多い日があります。この時期は、バレエの発表に向けてレッスンがハードになる時期なのかもしれません。
先日、来院された方々の共通した痛みの部位が大腿部後面ハムストリングスの痛みでした。
通常、スポーツをしていてハムストリングスを痛めるというのは、かなりスポーツをやっている方です。走ることが多いスプリント系のスポーツで痛めやすい部位です。一般のスポーツ愛好家では少ないと思います。
バレエの場合、ジャンプが多いというのがあるのですが、それとは別でアラベスクというものがあります。
片足で立ち、もう片方の足を後方に伸ばすポーズです
バレエでは基本中の基本ですね。体の硬い皆さん想像してください、足を一瞬挙げるだけならかろうじてできるかもしれません。バレエでは、この姿勢をキープさせないといけません。
想像しただけでキツいですよね。
後に挙げる際に、大腿部後ろ面を使うわけです。しかもキープさせるのに常に力を知れていないといけません。この動作が多い演目をする場合、かなり酷使してしまいます。来院された皆さんこの動きをよくやっていたようです。
背筋、臀筋、大腿部後面、そりゃ痛めます。バレエだけでなく、ヨガでも要注意です。柔軟性がある人ばかりではありません。ただ、教科書の基本のアラベスクがあるので、プロから素人まで全員この姿勢が求められます。無理です。(笑) 先生は妥協しません。
酷使するなとは言いませんし、できないと思いますので、少しでもお役に立てるよう、鍼を打ちまくっていこうと思っています。
体にはセンサーがあり、刺激に対して様々な反応をします。皮膚が刺激され、神経を伝って脳に伝わります。伝わった刺激に反応して、脳から刺激された部位に指令が送られ、患部に何らかの反応が起こります。
刺激量、刺激物にもよりますが、微細な刺激でも、何らかの反応を起こします。手を当てる、ハケで撫でる、風を当てる、何でもいいのです。人間の体はうまいことできています。それらを利用したセルフケアの商品があるので、いくつか紹介しておきます。
「ソマセプト」
微細なプラスティックの突起が出ています。痛みなどは感じません。
「シャクティマット」
インド発祥らしいですが、これもプラスティックの突起が出ています。うちにいらっしゃる競輪選手の間で流行っているものです。かなり痛いそうですが、セルフケアにピッタリとおっしゃっていました。
「ダーマローラー」
微細なハリが出ているローラーを皮膚の上でコロコロすることにより、微細な傷を作りそれを再生する作用を利用して、ターンオーバーを促します。
どれも、皮膚に刺激を入れ、体の再生力や、脳の反応をうまいこと利用しています。当然ですが、人それぞれ感じ方は様々です。それらの反応はどなたでも起こっていますが、実感できる人、そうでない人がいます。
試していただく際に、一定の期間利用していただき、継続するか判断していただければと思います。
形は違えど、人間の考えること、やることは大した差はありません。面白い物です。
これらと鍼の違うところは、深部にもアプローチできる点です。多くの方に深部に響く鍼の感覚を体感いただければと思います。