当院では、クラシックバレエをする方が来院されています。
といっても、子供ではなく大人です。
知っている人は知っていますが、大人バレエといって、大人からバレエを始める方が多いのです。
子供の頃やっていて、大人になって時間ができたので再開する人もいれば、子供の頃にできなくて大人になって、やりたかったバレエを始めるという方もいます。
さて、そんな大人バレエをする方の施術が多い日があります。この時期は、バレエの発表に向けてレッスンがハードになる時期なのかもしれません。
先日、来院された方々の共通した痛みの部位が大腿部後面ハムストリングスの痛みでした。
通常、スポーツをしていてハムストリングスを痛めるというのは、かなりスポーツをやっている方です。走ることが多いスプリント系のスポーツで痛めやすい部位です。一般のスポーツ愛好家では少ないと思います。
バレエの場合、ジャンプが多いのがるのですが、それとは別でアラベスクというものがあります。
片足で立ち、もう片方の足を後方に伸ばすポーズです
バレエでは基本中の基本ですね。体の硬い皆さん想像してください、足を一瞬挙げるだけならかろうじてできるかもしれません。バレエでは、この姿勢をキープさせないといけません。
想像しただけでキツいですよね。
後に挙げる際に、大腿部後ろ面を使うわけです。しかもキープさせるのに常に力を知れていないといけません。この動作が多い演目をする場合、かなり酷使してしまいます。来院された皆さんこの動きをよくやっていたようです。
背筋、臀筋、大腿部後面、そりゃ痛めます。バレエだけでなく、ヨガでも要注意です。柔軟性がある人ばかりではありません。ただ、教科書の基本のアラベスクがあるので、プロから素人まで全員この姿勢が求められます。無理です。(笑) 先生は妥協しません。
酷使するなとは言いませんし、できないと思いますので、少しでもお役に立てるよう、鍼を打ちまくっていこうと思っています。