2016年6月19日日曜日

研修生

少し前から、研修生が来ています。

今年の春に、鍼灸の免許を取得した先生です。たまに、見学したいという連絡はあるのですが、研修したい、研修生を募集していませんか?という問い合わせは初めてです。

てっきり、綾瀬の師匠のところがいっぱいだから、うちに連絡がきたのかと思いきや、師匠のことは知らない、北京堂も知らないとのこと。

横浜近辺で鍼灸の研修先を探していて、うちにヒットしたらしい。(笑) ほんまかいな?です。

とりあえず、怪しい~。

ということで、電話では何なんで、一度いらっしゃってください。と。

鍼灸の免許のコピーと、身分証明を持参するように。

聞くと、その他面接いったり、見学行くも、マッサージがメインで、鍼灸をメインにやれない現状を目にして、なんとか鍼灸メインでやれないかとの想いがあるようです。

鍼灸の現状ですね。
雇われるとなると、鍼灸だけでという環境はほとんどありません。整形外科や整骨院に勤めてもマッサージマシンとして働かないといけません。

鍼灸だけでという環境はまずないんじゃないでしょうかね。後は鍼灸の教育システムにも問題があります。鍼灸の学校では、付属の治療所での実技研修がありますが、時間もわずかですし、実際の臨床とは程遠いものがあります。

医師ですと、卒業後に臨床で研修するシステムがあります。そういったところで実際の臨床での経験を積めますが、鍼灸師にはそういった施設はありません。なので鍼灸の免許宇を取得しても、即臨床で使えるかというと、微妙なところなのです。

そうすると、自分で勉強会に参加するか、自分の意向に近い職場に出会うか、或いは興味のある鍼灸院にコンタクトをとって勉強させてもらうか、北京堂のように弟子入りするか、なかなか難しいわけです。

さて、研修といっても基本的には、治療を見学してもらい、こにはどういった意図でやっているだとか、こういった症状は気を付けないといけないとか、そんな程度です。

さて、一人でやっていると当たり前になっているのですが、学校出たてですと、北京堂の現場では色々と発見があるようです。

鍼の本数や深さはもちろん、スピードや患者との会話など。教科書や学校では教えてもらえないものも沢山あります。

こっちとしても、見られている緊張感がありますし、教えるということも自分の勉強にもなるので、中々刺激的ではあります。

9年前くらいでしょうか?鍼灸の免許取り立ての時を思い出します。自分も後世に何か伝える時がきたんだな~と。もうすぐ10年選手です。FA取得ですかね?(笑)まだまだペーペーなんで、変な感じですけどね。

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