2018年8月6日月曜日

half moon

バレエをする方が、膝の内側の痛みを訴えていたのですが、内側半月板に損傷(ささくれ)があることがわかりました。

深いプリエがつらいといっていました。

出典wandererstraining.com
右の姿勢ですね。
膝はまっすぐ伸ばした状態が一番安定しています。膝にある靭帯が緊張して安定するからです。
膝を曲げると、それらの靭帯が緩まるので、不安定な状態になります。グラグラするわけです。半月板というのは、コラーゲン繊維でクッションの役割をしています。
不安定な状態だと半月板にかかる負担も増えるということになります。

内側に負担がかかっていることになります。

さて考えられる原因です。

①内反膝=O脚

出典:関節が痛い.com
左側です。女性に多いですね。男性よりも広がった骨盤の形に関係するといわれています。どうしても骨盤が後傾になりやすいので、足が内反しやすい。

骨盤が後傾すると、重心が後ろになります。膝をまっすぐにした状態では倒れてしまうので、膝を軽度曲げて倒れないようにします。

そうなると、上で書いたように膝の安定性は低下します。

膝を曲げた状態ということは…。

・ハムストリングスの収縮不足
・大腿四頭筋の筋力低下
・臀部筋肉の緊張
・腸腰筋の筋力不足

太ももの後ろ側を使いなさいといわれている方は耳が痛いかもしれません。
ただ気を付けないといけないのは、ハムストリングスの外側が使えていないのか、内側が使えていないのかです。

出典:フィットネスの勧め
内側と外側で分かれています。同じ後ろにありますが微妙に作用が違います。

下腿部が内旋していると、内側の半腱様筋・半膜様筋が多く使われます。
下腿部が外旋していると、外側の大腿二頭筋がより多く使われます。

簡単にいうと、親指側を内側に入れる内旋、外側に開けると外旋です。

内側の半膜様筋は、内側の半月板に繋がっています。膝屈曲の際に半月板を後方に引っ張るのですが、これが使えていないと半月板を後ろにひっぱれないので、屈曲時にダイレクトに負担がかかっていまいます。

膝を曲げた時に下腿部が外旋して、かつ内反してしまって、内側半月板の圧力が増大したということになります。

・足の裏の外側に体重がかかる(靴底の外側の減りが強いひとは要注意です)
・骨盤が後傾している(腸腰筋が弱い)
・臀部の緊張が強い

これらは要注意になります。

鍼灸でやることは、使いすぎている筋肉の緊張をとることで、フラットにします。したいです。(笑) 緩めても緩めても、使って使って同じところに緊張がでるので、実際には難しいのです。

・臀部(大殿筋、中殿筋、外旋六筋)
・ハムストリングス外側(大腿二頭筋)
・大腿四頭筋

この中で大腿四頭筋は、何で?と思われるかもしれませんね。使えてないのに?使いすぎて筋力が発揮できない状態になっていることもあるからです。
過剰に使いすぎていると筋力は低下しますので、そのあたりが原因ということもあります。

ともあれ、人それぞれ要因は様々です。こんなに単純なものでもありません。

使い過ぎに要注意です。

大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000

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