いやーほんと見事でした。欲を言えばあと2トライをとってボーナスポイントをもらいたかった。そんなところですね。
とはいっても、今までにサモア代表に勝利したことがあったのですが、サブメンバー相手の話でした。今回のように、本気のメンバーに圧勝というのは、ラグビー経験者からしたらびっくりです。
ラグビーを観たことないひとがまずびっくりするのが、体格ではないでしょうか?
なんなんだこいつらは??みたいな感じじゃありません?
180㎝100㎏のような人たちがぶつかり合って、しかも走り回るってね。(笑)
基本的にラグビーという競技をやっているだけで、ある程度体が大きくなります。競技の特性上ある程度筋力がないと危険だからです。
ラグビーというのは、ぶつかり合うコンタクトプレーがあるスポーツです。骨折、脱臼、靭帯損傷、脊椎損傷、様々なケガと隣り合わせです。そうならないために、頸の筋力強化、背筋の筋力強化は不可欠です。なので、自然とごつくなります。
僕も、今はひょろい体ですが、競技をやっているときは、シャツの一番上のボタンは留まりませんでしたし、標準サイズよりも大きなものじゃないと、服は入りませんでした。
その面影を知っている人に久々に会うと、「痩せた?」を通り越して、「小さくなった?」なんて言われます。(笑)
それはさておき、日本代表の体格も大きくなりました。とはいってもその他の国と比べれば小さなものですけども。
どのスポーツでも、海外の選手に勝てないときに「体格差」があるから、勝てなかったなんていわれますよね。僕も現役の時はそう思っていました。確かにそうなんですけど、単純にトレーニングの量や質が負けていたり、競技の特性を理解していなかったり、体格じゃない部分のことが多いんですよね。
けど、それを言いたくないもんだから、「体格差」がなんてことにすぐになってしまいます。
今までは、それを踏まえて日本人の特性を生かして世界と戦っていくということを掲げてやっていたわけですが、なかなかうまいこといきませんでした。
チームスポーツにおける日本人の特性って何だと思います?
規律、協調性、勤勉さ、スピード
こういったことが言われます。
決められたことを忠実に実行したり、約束事を守る、相手のことを考えフォローする、献身的にプレーをする。他の国の人ももちろんできますが、日本人は特に長けています。だって、こんな真面目に働いている民族ってほかにはないでしょ?スポーツにおいても同じです。
歴代のラグビー日本代表のヘッドコーチ(ラグビーでは監督と言わずヘッドコーチといいます)が、これを生かして、チームの強化を図ってきましたが、もう一つうまいこといきませんでした。
今のヘッドコーチは、そういった日本人の特性を生かすことを徹底したことと、過酷なトレーニング、筋トレをして、世界に負けないフィジカルをつけたこと、要は「体格差」という言い訳を作らなかったわけですね。
あとは、子供と一緒ですね。成功体験。勝てる。勝てれば苦手意識、劣等感がなくなってきますので、南アフリカに勝つこともできたということですね。
ほかの競技でも、同じことが言えると思うので、東京オリンピックに向けて、いろいろな競技力がアップしてほしいですね。
いや~しかし、にわかファンが偉そうなことを言いましたが、選手、コーチ、トレーナー、関係者の方々には脱帽です。次のアメリカ戦も4トライ以上取ってかってほしいものです。
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