肩関節・頸部・背部・胸部・血圧・ストレス様々な要因で肩に影響します。
例えば、、肩こり。肩関節に問題があって肩こりになるかたというのは、意外に少なかったりします。
肩甲骨と背骨の間が凝るといって来院された方
僕らは肩甲間部といいますが、そこの凝りを訴える方は非常に多いです。
背部の筋肉です。マッサージでぐりぐりやってもらっているかたも多いかもしれません。
棘筋
背骨を支える、姿勢維持筋です。首を動かしたり、背骨をひねったりもします。この筋肉の緊張は、背骨からでる脊髄神経の枝を圧迫するので、こりや痛みとして訴えます。
菱形筋
肩甲骨を背骨に引き寄せます。肩を外に回旋させる。肩甲骨を背中に寄せるので、いい姿勢を保つのに使っています。肩甲間部とくればこの筋肉です。
肩甲挙筋
肩を上げる。肩をすくめるような動きをします。力が入っているときに自然と肩が上がる人がいますが、そういった方はガチガチです。肩甲間部とは違いますが、この筋肉の緊張は肩甲間部に影響します。
棘上筋
肩を上げる動作で使います。肩関節を安定させるために使います。肩関節を代表するインナーマッスルです。肩を動かす筋肉は、様々な筋肉を連動させています。
肩甲下筋
肩を内側に捻る動作をします。意識的にこの動きをやることは少ないと思いますが、腕を上げるときや回すときなどにも使っています。
肩甲骨の裏側につく筋肉です。この筋肉がつく肩甲骨の内側は、まさに肩甲間部です。
前鋸筋
賞状などを受け取る姿勢がありますよね?両腕を前に出す姿勢です。あの動きがまさに前鋸筋の動きです。パソコンなどで両腕を前に出している姿勢で使っています。
この筋肉も肩甲下筋と同じように肩甲骨の内縁につきます。
筋肉以外にも神経走行などからもみえてきます。
・棘筋の時にお話しした脊髄神経の枝
・頸部からでる肩甲背神経
引用:あましこくし~スマホで出来るあん摩マッサージ指圧師の国家試験過去問題集ページ |
こういった神経の絞扼、圧迫によるこりや痛みも考えられます。
脊髄神経の枝は背部の問題ですが、感じている場所だけにフォーカスするのはいけません。脊髄神経の枝の出どころはどこだ?ということです。
もう少し背骨よりに問題がある可能性があります。
肩甲背神経は頸部からでますので、頸部に問題がある場合があります。
さらに厄介なのは、両方問題がある場合があります。
・お仕事
・普段の姿勢
・肩の動き
・頸部の動き
こういった事から、どこに問題があるかわかります。
当院では、原因となる、筋肉、神経を見つけ出し、刺鍼を行います。
この前いらっしゃった患者さんが言っていました。
「これだけ医療が進歩しているのに、肩こりくらいすぱっとよくならないんですかね。」
確かに。けどこういった慢性的な痛みやこりというのは、日常生活の姿勢や緊張、ストレスなどから症状が出ています。いくら鍼や注射で痛みをとっても、日常生活の負担を解消していかないと、症状が出てきます。
肥満と痩せを繰り返す、マラドーナやマライアキャリーが、胃の縮小手術をしたように、体そのものに何か手を加えるようなことをやる。肩こりのような症状でも同じような事をするようになるかもしれません。
けど、そこまでしないといけないのか?
と思ってしまいます。それだったら、姿勢を気を付け、運動をするほうがよっぽどいいのではないかと。
肩こりにも背部のこりにも、様々な視点からアプローチします。
大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000
mail:ba2.hariq@outlook.jp
0 件のコメント:
コメントを投稿